まぶたの病気|富士山麓アイクリニック|山梨県富士吉田市の眼科

〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5-5-16-1
準備中
自動音声でご案内いたします
予約・当日順番初診
OK
ヘッダー画像

まぶたの病気

まぶたの病気|富士山麓アイクリニック|山梨県富士吉田市の眼科

ものもらい

ものもらい

麦粒腫と霰粒腫の2種類がありますが、初期段階では両者の区別が難しい場合もあります。
高齢の方は、悪性腫瘍との鑑別が必要になるケースもあるため、痛みがある場合や、形がいびつだったり大きくなってくる場合は、眼科受診をお勧めします。

麦粒腫
(ばくりゅうしゅ)

麦粒腫は、細菌感染によるまぶたの炎症です。化膿しているため、赤く腫れて痛みや異物感を伴います。膿がでれば自然に改善することも多いですが、炎症が長引くと症状が悪化することもあります。

霰粒腫
(さんりゅうしゅ)

霰粒腫は、マイボーム腺の詰まりによるまぶたの炎症です。しこりと腫れはありますが、通常は痛みや赤みを伴いません。細菌の二次感染で化膿すると、麦粒腫と似た症状が現れるため、区別がつかない場合も多いです。

ものもらい

当院の治療

まずは適切な点眼薬の処方と、ご自身で自宅でできるセルフケアで様子をみます。
しこりが大きい場合や点眼治療での改善が弱い場合は、まぶたを切開してしこりを取り除く手術やレーザー治療を検討します。

逆さまつげ

原因により、睫毛乱生、睫毛内反症、眼瞼内反症の3種類に分かれます。
まつげが常に眼球に接触しており、不快感や痛み、涙目や目やになどを生じます。まつ毛をご自身で切ったり抜いたりしていると、先端が鋭くなったまつ毛が再び生えて角膜を傷つける恐れがあります。放置すると目の表面に傷痕が残り、視力低下を引き起こす可能性があります。

当院の治療

小児に見られる睫毛内反症は、成長とともに自然に改善することが多いため、点眼治療をしつつ様子をみます。しかし、学童期(おおむね7歳頃)になっても症状が改善しない場合は、将来的な視力低下の原因になることもあるため、手術を検討します。
一方、加齢に伴う眼瞼内反症は自然に改善しないため、手術が必要です。まつ毛を抜けば症状は一時的になくなりますが、まつ毛が伸びれば再び同じ状態になるため、症状が繰り返されます。自覚症状がある方には根治手術をおすすめしています。

眼瞼けいれん

「けいれん」ときくと、まぶたがピクピクしている状態を連想するかと思います。実際には、まぶたの不快感、まぶしく感じる、まばたきが多くなる、目をつぶっているほうが楽、目が乾くなどの症状が多いです。重症の方だと、まぶたを自力で開けられなくなることもあります。両眼に起こりやすいですが、左右で程度に差がある場合もあります。脳からの情報伝達がうまくいかずまぶたの開け閉めに不調をきたす病気と考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。ドライアイや眼精疲労、自律神経失調症、更年期障害、神経症などと間違われたりと診断がつかず、眼科や心療内科などを転々とされるケースもみうけられます。
眼瞼けいれんは周囲が見て感じている以上に、患者本人にとってはつらく、苦しいものです。「最近まばたきの回数が増えた」、「テレビやパソコンがまぶしくて見づらい」、「自然に目が閉じてしまう」、「ドライアイの治療をしているのに、ぜんぜん良くならない」、「目がうっとうしく、ごろごろする」、「目を開いているのがつらい、閉じているほうが楽」などの症状があります。自然に治ることは少なく、日常生活にも徐々に支障が生じ、御自身の怪我につながるだけでなく、交通事故など他者を怪我させてしまう可能性もあります。
眼瞼けいれんは40歳以上で発症することが多く、女性が男性の約2倍といわれています。現在、日本では10万人以上の眼瞼けいれん患者がいると考えられていますが、把握されているのは10分の1程度といわれています。

当院の治療

現時点で根本的な治療法は確立されていないため、自覚症状を軽減するための対症療法が中心となっています。日本ではボトックス療法(ボツリヌス療法)が保険適用となっており、治療の第一選択として広く行われています。漢方薬や内服薬の処方や、手術治療を検討する場合もあります。
ボトックス療法は、緊張したまぶた周辺の筋肉にボツリヌス菌から作られた神経毒素(ボツリヌストキシン)を注射し、筋肉の緊張をほぐしてけいれんを抑える治療です。効果に個人差がありますが、2~3日後に現れ、約3~4ヶ月間持続します。その後、効果が薄れるため再度注射が必要です。副作用として、まれに就寝時に目が閉じにくくなったり、物が二重に見えることがありますが、いずれも一時的な症状です。全身的な副作用はないため、通院での治療が可能です。お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩

眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩は、上まぶたが下がり黒めに覆いかぶさることで、視野が狭く感じたりまぶたが重く感じる病気です。加齢、外傷、先天性の要因、または長期にわたるハードコンタクトレンズの装用が原因となります。目が開きにくくなるだけでなく、肩こりや頭痛、外見上の違和感を伴うこともあります。
眼瞼下垂はまぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の異常や、筋肉に信号を送る脳や神経の異常で起こります。急に瞼の異常が生じた場合は脳に原因があることもあるので、早めの眼科受診をお薦めします。
眼瞼皮膚弛緩は、簡単にいえばまぶたのしわです。加齢に伴い顔にしわが増えればおのずとまぶたにもしわは出ます。

当院の治療

眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩の治療は手術ですが、内容が異なります。診察にてどちらの要因かを判断し、手術方法を提案します。まぶたの手術は見栄えの問題もあるので、ご本人の状態や希望によっては、形成外科に紹介させていただいております。


TOP