眼科ドック
眼科ドック
当院では、小児期の近視進行をゆるやかにするための点眼治療を行っています。
使用するのは、防腐剤を含まない1回使い切りタイプの「リジュセア®ミニ点眼液0.025％」です。
この点眼薬は、1日1回、就寝前に1滴さすだけの簡単な治療です。
リジュセア®ミニは、参天製薬とシンガポール国立眼科研究所によって共同開発され、2024年12月に厚生労働省の承認を受けた薬です。
防腐剤フリーの一回使い切りタイプです
子どもの近視は、眼球の奥行き（眼軸）が伸びてしまうことが主な原因です。
近くを見る習慣が続くことで眼軸が伸び、一度伸びてしまうと元に戻すことはできません。
近視が強くなると、将来的に緑内障や網膜剥離などの目の病気のリスクが高まることがわかっています。
そのため、小児期に近視の進行をおさえることがとても大切です。
参天製薬：「子どもの近視とは」（PDFファイル 5.1MB）
リジュセアミニ点眼薬は、眼軸が伸びる原因となる「ムスカリン受容体」に作用し、眼の奥行きが伸びすぎないように働きかけます。これにより、近視の進行をゆるやかにする効果が期待されています。
参天製薬：「リジュセアミニ点眼薬0.025％」治療をはじめられる患者さんへ
まず保険診療で検査を行い現在の近視の状態、治療適応について検討いたします。
必要に応じて、調節麻痺薬での屈折検査や眼鏡処方なども行います。
この治療は自由診療となるため、保険診療と同日には行えません。治療開始する場合は後日改めて受診していただき、下記に沿って、まずは1カ月分（1箱）処方し、治療開始となります。1月後の検査および診察にて継続可能か判断し、問題が無ければ3カ月分の点眼薬を処方します。
| 初回 | ￥6,880 | 診察・検査 ￥2,500 点眼薬 ￥4,380（1箱） |
|---|---|---|
| 1カ月後 | ￥14,640 | 診察 ￥1,500 点眼薬 ￥13,140（3箱） |
| 3カ月後 | ￥16,140 | 診察・検査 ￥3,000 点眼薬 ￥13,140（3箱） |
| 3カ月 ごと |
￥16,140 | 診察・検査 ￥3,000 点眼薬 ￥13,140（3箱） |
| 1年後 | ￥17,140 | 診察・検査 ￥4,000 点眼薬 ￥13,140（3箱） |
労働安全衛生法に基づく各種眼科健診が可能です。
下記PDFを参考にしております。実施する検査・診察の内容により、料金が変動（税込み￥5,000～￥10,000）いたします。実施内容および日程については、事前に電話にてご相談ください。
加齢による目の衰えや、喫煙や紫外線などの外的要因、生活習慣病などの内的要因によって、目の機能が低下あるいはそのリスクが高い状態をアイフレイルといいます。
健康診断では、失明の三大原因である緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性の確実な診断がつきません。当院では、健康診断で行う検査ではカバーできない専門的な検査を追加した眼科ドックを実施しております。あわせて、アイフレイルアドバイスドクターによる問診と指導を行っております。
人間は通常両眼でモノを見ており、片眼に異常をきたしていても、もう片眼が機能を補うため、自覚症状に乏しい場合があります。目の健康寿命を延ばすために、眼に関してお困りでなくても、一度ご検討ください。
検査に時間を要するため、事前予約制となります。
ドックは自由診療のため、同日の保険診療は行っておりません。何らかの眼の疾患が疑われる場合は、日を改めて保険診療での診察・処方となります。予めご了承ください。
このような方はぜひ眼科ドックをお勧めいたします。
| 検査項目 | 検査内容 |
|---|---|
| 屈折検査 | 近視、遠視、乱視の度数を測定し、目の光学的な屈折状態を詳しく調べます。視力矯正に必要なデータを取得する重要な検査です。 |
| 視力検査 | 遠くの見え方だけでなく、手元の見え方も確認します。老眼や眼精疲労があると、手元の見え方は低下しやすいです。 |
| 眼鏡視力検査 （眼鏡をお持ちの方） |
患者さんが使用している眼鏡での視力を測定し、矯正状態が適切かどうかを確認する検査です。視力低下や見えづらさが眼鏡によるものか、他の要因によるものかを判断します。 |
| 眼圧検査 | 眼の硬さ（眼の中の圧）を測定します。特に緑内障の診断に重要な検査です。 |
| 角膜内皮細胞検査 | 角膜の内皮細胞の密度や形状を調べる検査です。 |
| ドライアイ検査（涙液検査） | idraという最新の機器で、涙の量や油層の状態を調べます。 |
| 眼底検査 ※ | 眼の奥（網膜）の写真を撮り、網膜の血管や視神経乳頭の状態を詳細に確認します。 |
| 三次元眼底解析検査 （OCT） ※ |
眼の奥（網膜）の断層を三次元的に解析する検査です。黄斑変性や糖尿病網膜症、緑内障など、網膜や視神経の異常を高精度に検出することができます。目に負担の少ない非侵襲的な検査方法です。 |
| 視野検査 | 見える範囲を調べる検査です。全体的に狭くなっていないか、見えていない部分がないかを調べます。 |
| 細隙灯顕微鏡による診察 | 細隙灯顕微鏡という眼科専用の機器を用いて、診察室で院長が診察します。 |
| 料金 | 18,000円 |
|---|---|
| 検査時間 | 約120分 |
※瞳孔を開く散瞳薬は使用いたしません。運転でのご来院も可能です。
眼科ドック報告書は2週間前後でご自宅に郵送いたします。